老スクルージ&マーク役/世戸康介さんへクリスマスキャロルのインタビュー

①何をやっている人ですか(職業)?

数学の教師をしていましたが、辞めて自分探し中です。
3月に辞めてそのまま大阪から上京してきました。

②キャロルでは何役をしましたか?

老スクルージ、マーク・ミラー、バーテンダー

③今回なぜ演劇・クリスマスキャロルをやってみよう思ったのですか?

いつか演劇や舞台に出てソロで歌ってみたいという気持ちがありました。HIUに入りたての2月は自分の中で「とりあえず何かしよう!」をテーマにしていて、偶然キャロルを見つけて入ろうと思いました。

④演技or今回の役割は今までに経験しましたか?

しっかりやったことはないですね~。舞台に立つことは大学で合唱の指揮者をしていたころに経験しましたが、演技は学校の授業や高校の文化祭でやる程度でした。

⑤演技or今回の役割に挑戦してみていかがでしたか?
→よかった、いやだったそれぞれの理由

よかったです。とにかく楽しかったですね!自分と違う人物像についてずっと考えて、ひたすら演じ切ること、集中できたことが楽しかった。
自分がその役の立場だったらどう感じのるかを想像していましたね。

⑥辛かったり難しかったことはありますか?

辛いことはなかったです。難しかったことは滑舌・ダンス・表情です。

滑舌はどのシーンにおいてもできていないと感じていて、一人の練習の時はできていたところが、メンバーと一緒に練習する時にはできなくなっていたこともありました。

ダンスはもともと体を動かすことが苦手だったので苦労しました。特に♪嫌いな奴が死んだ♪のところは動きが速く、動きについていくことに必死で、手足をしっかり伸ばす意識をするのが難しかったです。

表情を付けることも難しく、老スクルージはひげで顔を隠せてしまうので、最後までなおざりにしてしまいました。

⑦辛かったり難しかったことをどうやって乗り越えましたか?

滑舌についてはとにかく自分の声を録音して何度も聞き直して修正していきました。あとは、演劇をやっている人から練習方法を学んで、上下の唇を丸めて話したり、割り箸を口の両端に挟んで発声したりしながら、一つ一つの言葉をはっきり発音することを心掛けました。

滑舌もそうですが、今回3つのキャラクターを兼役していて、それぞれに対して声色を変えることを意識していました。その時に自分の中でキャラクターの設定を作り出してイメージすることを心掛けていました。

ダンスは最初はうまくいかなかったけれど、ケニーさんに振付を丁寧に教えてもらったり、メンバーと一緒に練習することでブラッシュアップできました。

⑧一番楽しい時は、どんな時でしたか?

セリフがだんだんと相手との会話になっていったことが楽しかったです。最初は相手がセリフを言っている間には自分の次のセリフを思い浮かべるのに必死になっていたけれど、練習を重ねるうちに相手の会話の受け取り方、間合いが読めるようになっていきました。

そして相手がセリフを話している間にも、相手の演技に合わせて自分もアクションができるようになりました。

⑨自分のシーンで一番好きなシーンはどこですか?理由も教えて

一番は老スクルージが棺から出てくるシーンですね。スクルージに向けた「クリスマスを祝え!思いっきりな!!」というセリフを観客にも伝えようと、盛大にやることを意識しました。

この作品には「自分だけでなく、他人にも貢献をすることで自分も幸せになれるんだよ」という教えが込められていると思ってて、スクルージが会心するこのシーンでこそ、観客にもそれを諭したいと思ったからです。

⑩他の人のシーンで一番好きなシーンはどこですか?理由も教えて

やっぱケイトとの最後のシーンやな!ケイトの「もう充分、充分です、お釣りがきますよ」というセリフに自分が感動してしまいました。
自分は老スクルージではないし、こんな経験をしたことがないからわからないけど、ここに登場している老スクルージのそのままの気持ちになれた気がした!
あと、ミカエルの歌のシーンは自分が歌いたい!と思わず思ってしまいましたね。(笑)

⑪辞めようと思ったことありますか?理由も教えて

ないですね!単純に演技をしていること自体が楽しかったから、練習の間もずっと楽しくて、辞めようと思ったのは一度もないかな。

⑫前日、本番前、本番後の気持ちそれぞれ聞かせてください

・前日
ずっと緊張してた!今思うと何に緊張していたのか、食事も喉を通らず、眠れんかったな~。その時は何も考えないと緊張してしまうので、セリフを繰り返したり、メンバーとシーンの調整を何度もやっていました。

・本番前
クリスマスキャロルの音楽が流れて、「いよいよ本番だ!」と思うと緊張が溶けて、とにかくベストを尽くして楽しもうと思えました。

・本番後
振り返ってみるとうまく言えなかった台詞もあって完成度は8割9割ぐらいかなって思いましたが、お客さんから「よかった!」といわれて、良かったんだと思えた。

正直、終わった感じは全くなく、「これで終わりたくない、またやりたい!」という気持ちでした。演劇をすることで、演技をする楽しさを感じて日常が楽しくなったし、自分や仲間の成長を見ることも楽しかったです。

老スクルージは1か月前に急遽引き継ぐことになりましたが、それも不安な気持ちはなかったです。

⑬この経験から成長を感じたことは何ですか?

最初に手を挙げるようになったことですね。あのとき実行したからこそこの成功があって、自分ができると思ったことはやったほうが良いと思うし、今後の行動指針にもつながりました。

⑭日常と違う体験をしてみてオススメできるポイントどこですか?

自分は今回の体験で演劇が楽しくなって、本番のために練習するというよりも、練習そのものが楽しいと思えました。

本番をやった感動はもちろんあるけれど、演劇自体が好きだと、日々のセリフ、歌、その他の練習が楽しくなるし、うまくなったら成長につながるし、日々の生活が楽しくなった。”